子育て相談Q&A

 

新教連に寄せられた子育て相談

新教連に寄せられた子育て相談
 
幼少期の子育てが、後々に大きく影響を与えるといいます。三歳までにどんなことに気をつければいいでしょうか。
 3歳までは親子の絆を確立し、人間関係の基礎となる信頼感・安心感等を学ぶ最も大切な時期です。愛情溢れる眼差し、語りかけ、抱っこなどを通して親に愛されていることをしっかり伝えることが重要です。「〇〇ちゃん生まれてくれてありがとう」「あなたがいてうれしい!」「〇〇ちゃんはわが家の宝」などの言葉をふんだんにかけましょう。親子の信頼関係を築いた上で、人の心や生命を大事にすることや善悪の判断が学べるような躾を心がけることが大切です。
 
中2と小1の兄弟の事です。兄が弟にチョッカイを出します。兄は柔道をやっていて身体も大きいので、見ていてハラハラします。弟は嫌がっています。
 どこの家でもありそうな場面ですが、兄は身体が大きくかなり力関係に差があるようですね。弟が面白がって楽しんでいるなら心配はいりませんが、嫌がっている上に、止やめずにエスカレートする。
 3人兄弟の長男(中2)、小5の妹がいて、小1の弟。近頃はあまり言われなくなったようですが、長幼の序という言葉があります。家庭は父親を中心にすることで調和するように、兄弟関係は上の者は上にという順序が調和するのです。
 どこの家でも一番上には厳しく、下にいくほど可愛いものですが、それは初めての子供を一所懸命育てた経験があるからこそです。今から早速、長男の善いとこ探しを始めましょう。この善いところとは、本来仲の良い兄弟の姿を心に描いて、あたかもそのような兄弟関係にあると決めて言葉にするのです。
 例えば「お兄ちゃんは、気が優しくて力持ち」「頼もしいお兄ちゃん」「武道をしている人は、立派な心を持っている」「弟が可愛くてしょうがないのね」など、今そのように見えていなくても、母親自身の心に想い描くように言い続けるのです。初めの内は弟から反発がくるかもしれませんが、その内本物の姿が現れてきます。
 
小学6年の男の子です。マンガの歴史本が好きで、いつも読んでいます。そのためか、社会の成績はいいのですが、他の教科はほとんどできません。国語や算数にも力を入れて欲しいのですがどうしたらいいのでしょう。
 得意を伸ばせば、いずれ他も追いついてきます。得意教科はもちろん、不得意教科でもできている部分に注目して褒ほめましょう。子供は褒められれば自信が湧わいて、苦手なことにも挑戦する勇気が出てくるのです。出来ない教科はまだ芽が出ていないだけです。ただしもう6年生ですから、あなたが心の底から子供に宿る可能性を信じていないと見透かされます。迷った時はいつも「生命の教育 七つの心得」に立ち返ってくださいね。
 
3人兄弟の小学4年の長男が、我がままで、特に祖母に暴力を振るったりするので困っています。身体が大きいので怪我をさせないかと心配です。
 3世代7人の大家族。男の子ばかりの兄弟で、お母様の大変さが目に見えるようですが、成長すると逞たくましい存在になりますよ。
 ところが「長男が暴力的、お金を欲しがる、母親のいう事を聞かないなど手に余るという面もあるけれど、お祭りの時はグループのキャプテンを任されたりもする」どこに解決の糸口があるのでしょうか。
 「人間は神の子」であるというスタートラインに立ってみましょう。全智全能の神は完全円満である。よって長男も完全円満である。では何故完全円満の姿が現れていないのか? それは太陽に雲がかかっているようなものなのです。その雲を払えば、リーダーシップを発揮する、素晴らしい長男の本物の姿が現れます。
 まず両親に感謝します。夫を中心にして感謝します。子供たちが生まれてきたことに感謝します。長男の行動の様子は、明らかに祖父母・両親からの愛情を感じ取れないでいます。もっと言葉や行動で愛情を示しましょう。「わが子よありがとう」の歌や「生命の教育 七つの心得」の実践をお勧めします。
 あなた自身も神の子ですから、本当は「優しい、愛深い母親です」といつでも心で想い続けてください。
 
 小学5年の娘。最近口答えをしたり、思ったとおりにならないと、人のせいにする傾向があります。娘にどう接すればよいですか
 1歳〜9歳の、「つ」のつく年齢までは親の言うことは素直にきく傾向にあります。5年生の娘さんが口答えをするようになったということは、世間一般で言う反抗期になったということでしょう。
 生命の教育では、この年齢の特徴を自己拡張期といっています。言い換えれば、大人になる準備段階に入ったということです。子供は親の真似をしながら人間として育っていきます。できていないことを注意すると、おかあさんもしないから私もする必要がない、と反論されてしまうのですね。
 今がチャンスです! 何のチャンスでしょう? そう、自己改造のチャンスです。子供は親の鏡ですから、子供の様子を見て自分自身の生活習慣を変えていくのです。その間、重要なことは、子供を変えようという気持ちはしばし封印し、自己改造に集中しましょう。
 人間には例外なく、無限能力が宿っているのですから、決めたことは必ずできます。実行あるのみ!
 
 5歳の男の子です。今春小学校に入学しますが、まだ、字が書けません。入学時に文字の読み書きができなくて困るのではないかと心配です。
 わが家の長男も小学校入学まで字に興味がなく、車の絵を描いたりしていましたが、数字には興味があって大学ノートにびっしり数字を書いて遊んでいました。小学校に入学すると1年生の担任の先生は大ベテランで、1学期中に丁寧に字を教えて下さいます。息子は、学校は字を覚えるところ、勉強は楽しいナと感じ、飛んで帰って来て「ママ! 今日○○っていう字を習ったよ」と見せてくれていました。子供は喜びで一杯です。何も心配することはありませんよ。
 
子供部屋は必要か? 小学6年の女の子です。自分の部屋が欲しいといいます。いつ頃がいいのでしょう。
 年齢によって、個室の役割も変わってきます。
 ある住宅メーカーの方のお話です。「昔の家は襖や障子で仕切られていたので、隣にいる人への配慮が必要だった。そのことで、情操教育のようなものが行われていた。子供部屋はある程度居心地の悪い空間にすることがいいかもしれない」私もこの考えに基本的に共鳴します。わが子の場合、最初は、勉強机3脚を一つの大部屋に配置し、カーテンで仕切りました。(回答者:新教連教育アドバイザー 近藤光弘)
 
生き物の世話を続けられるか? 小学4年の男の子です。友達が鳩を飼っている影響で、自分も飼いたいと言います。最後は親が世話をすることになるのではと心配です。
 生き物を飼う体験をさせることは大切です。子供が興味を持ったときが適しています。しかし、どんな生き物も、必ず死んでしまいます。世話をしなくなればすぐに亡くなります。飼うことを決める前に、約束しておきましょう。世話は自分が責任を持つ事。これは、親が絶対世話をしないと誓う事でもあります。
 
子供の心が不安定なときには?幼稚園に通っている長男。初めての子供なので、子育てに何かと迷う事が多く悩みが尽きません。
 幼児教育の専門家でも子育てには悩むものです。子供を育てながら親自身が生長していくのです。
 心が不安定な時の声のかけ方、また潜在意識に恐怖心がある場合、それを打ち消すことはできるのか? というご質問ですが、子供が一番安心できるのは、何と言っても母親の胸にギュッと抱かれている時です。
 妹がいるということで、お兄ちゃんへの対応が後回しになってしまいがちです、是非「お帰りなさい」「お休みなさい」の時は、ギュッと抱きしめてあげましょう。特に園で何かあったのかな? と思うときなどは「大丈夫よ!」としっかり抱きしめ、理由を話すようなら、まずは全てを受け止めるように聴いてあげましょう。
 また潜在意識に恐怖心などがある場合は? ということですが、それはテレビやお話からなのでしょうか、本当に在るものは善いもの・明るいものばかりであると、「きれいね」「やさしいね」「素敵だね」「よかったね」などの言葉を借りながら、愛に満たされている実感を植え付けましょう。そしてどんな時でも神様・ご先祖様・祖父母・父母に愛されている存在であることを伝えましょう。
 
 内気な息子に活発になってもらいたい! 小学1年の男児です。学校から帰って来ても外で遊ぼうとしません。男の子なので何かあっても打たれ強い子に、しかも素直な子に育って欲しいと思っています。どんな言葉がけをしたら良いでしょうか。
 学校から帰って来て遊ばないということですが、幼稚園から小学校へと環境が変ったせいで疲れ切っているのでしょうか? とかく人はないものねだりをするようです。おとなしい子には、「もっと元気に!」と望み、元気すぎる子には、「少しはおとなしくしてほしい」と。
 子供の基地は母親ですから、学校で頑張ってきた息子さんを、まずしっかり抱きしめて気持ちを休ませてあげましょう。下に妹がいるということですが、お兄ちゃんとして我慢し過ぎや、頑張り過ぎはありませんか? 特に我慢や頑張りを感じた時は、しっかりと「よく頑張ったわね」「お母さん助かるわ」などホッとする言葉をかけ、心の緊張をほぐし安心させましょう。
 そのようにして自分の存在自体を認めてもらえた子は、自己肯定感を持てるようになり、いつでも母親が自分の味方であるという自信から、打たれ強い子に成長し、母親に対して素直な子に育っていきます。もちろん、母親自身は夫に対して素直に接するのはもちろんです。
 
 保育園に通っている娘(4歳)の友達(女の子)が、命令口調で男の子のような言葉づかいをします。悩んでいるその子の母親にどのようにアドバイスしたらよいですか。
 子供の成長はうれしい反面、色々な姿を表現するので悩みも伴いますね。4歳といえば言葉の種類も友達との関わりも増えてきますから、母親としては当然の悩みですね。
 ところが、その母親は、人には上から目線で命令口調で話すということですから、あなたがおっしゃるように全然気がついていない。でも娘の言動を悩んでいるということですから、そこに救いがありますね。だからといって「あなたが、そうだからよ」とは言えません。
 次のように提案いたします。シチュエーションとしては、その母親が言葉づかいについて悩みを訴えた時、あるいは「私も気にしていたけど、子供って何でも母親の真似するのよね」とい
う話から、「この間、家でこんなことがあったの」と、実際にあったことでも、脚色したことでも「私が○○しなさい!(と言ったら)子供が真似をしたの。反省したわ」というように、ア
ドバイスする自分の失敗談として話をするのはいかがでしょう。「気をつけなくっちゃね」と言うと、注意しやすくなりますね。
 人は自分がしていることは、案外分かっていないことの方が多いと思います。また当然ですが、その友達には肯定的な優しい言葉づかいを教え、できた時には「○○ちゃん素敵」などと喜
んであげください。
 
 朝の準備がノロノロ? 5歳の男の子です。朝起きてから、洗顔や着替え、朝ごはんなど、保育所に行くまでの準備にとても時間がかかるので、ついこちらが手を出してしまいます。てきぱきひとりで準備できるようになるには、どうしたらよいでしょうか。
 お母さんが文句を言いながらも手伝ってくれるということが分かっているのです。前日に約束しましょう。
 あれもこれもではなく、「明日の朝は自分で顔を洗う」出来たらほめる。次の日は、「顔洗えたから着替えもきっと出来るね」その二つが出来たらもっとほめる。「さすが! すごい!」と成長した姿にびっくりするのです。
朝ごはんもさっとたべられるものを(小さ目のおにぎり等)。しつけの基本は①前もって約束してから実行させ
る。②母親は何も言わずに待つ。これが大事です。
 
 右利き?左利き? 4歳の女の子です。 左利きを右利きにしたいと思うのですが、どのようにすればよいでしょうか。
 生活の全てが左利きなのでしょうか? ボール投げは右利きとか、よく観察してください。完全に何をやらせても左利きなら無理に直さない方がよいでしょう。今はハサミも左利き用があります。恥かしいことではありません。右利きで何かする時があるようでしたら、「両利きになろうね」といって両手を使えるようにします。両利きの子はとても器用で、便利な時もありますので、余りこだわらないで、その子が生き生きと生活できることが大事です。
 
 5歳の長女の激しい登園拒否。毎朝泣いて暴れます。幼稚園バスにも乗らないので、自転車で送り迎えしています。
 園に行っても一日中教室に入らない日あるのに、お家ではよく甘えるし、よく笑い朗らかな、自分の意思をしっかり持ったお嬢さんですね。
 ほとんどの母親は、2年保育の幼稚園の場合、4歳になったら幼稚園に行くのは当たり前と思って育てています。こんな明るい子なのに、何で幼稚園を嫌がるのかしら? 社会性が育ってないのかしら? 他の子はみんな通っているのにと心配してしまうのでしょう。
 幼稚園は義務教育ではありません。幸い、園では無理強いせずに、理解してくださっているのですね。では幼稚園では何を学ぶのでしょうか? 発達年齢から考えますと、人間として生活する上の基礎、例えばトイレに行く、服が脱ぎ着できる、箸やスプーンを使って食事できることなどが充実してきます。そして、それまでは母親を相手に遊ぶことが多かった子も、同年齢での遊びが楽しくなってきます。これは平均的な発達状況ですから、今そうでないからと言って心配することはありません。
 私が幼稚園に勤めて初めて受け持ったクラスで、隆史君という子と出会いました。隆史君には弟がいて、お母さんと3人で歩いて登園していました。そこまでは良いのですが、園舎に入ったとたんに、毎朝泣き喚くのです。私が「大丈夫」というサインを送るまで、母親は園庭から怖い顔で見ていました。1ヵ月は続いたと思いますが、それ以降は何もなかったかのように穏やかになりました。
 命がある限りは必ず成長するのですから、心配せずに先生と情報交換しながら見守りましょう。せっかく人間として充実していく時ですから、与えられた時間を有意義にしたいものです。
 そこで次のことを提案します。
① 子供が自己肯定感を持てるよう、「〜してはダメ」「そんなことをしたら〜なりますよ」などの否定的な言い方をしていたとしたら、「〜しようね」「〜したほうがいいわよ」など、肯定的な言葉を使うよう努力しましょう。
② どんな些細なことでも一人でできたことは、言葉に出してほめましょう。
③ 子供にとっての最高の幸せは両親が仲良くしていることです。
④ 両親がその父母を大事にしていると、子供は安心します。
 ①〜④で気づいたことがあったら実行してみましょう。
 人間はみな神の子で無限力を宿しているのですから、法則に則ってさえいたら、いつか必ず神の子の本性が現れてくるのです。貴重な時間をいただいたと思って実行しましょう。
 
 姑との距離をおきたいのですが…3歳と7ヵ月の男の子がいます。姑(しゅうとめ)が近くに住んでいて、何かと誘ってくるので気を使い、最近胃をやられてしまいました。毎年夏は夫の兄弟家族も一緒にキャンプに行くので疲れきってしまいます。何とか姑とは距離をおきたいと思っています。
 あなたが、どのような環境で育ってこられたかは存知あげませんが、独身時代の気持ちのまま、あるいは恋人時代のままに過ごしていては、私達は生長(心の成長)ができません。ダイヤモンドの原石もそのまま放っておいては、女性を魅了するあの輝きは現れてはこないので
す。
 きっとあなたは、周囲の方々に気を使いながら過ごしていらしたのではありませんか? お姑さんは気さくに、買い物や食事に誘ってくださっているのでしょうから、素直に甘えてお付き合いすることはできないでしょうか。
 子供の成長は、身体も発達するのと同時に、心の発達も手に取るようにわかりますが、私達成人の心の成長はどのように成されていくのでしょうか。現代は憲法のおかげ(?)で権利ばかりを主張するように育てられてきましたが、本当にそれで良いと思いますか?
 2人の子供を育てているあなたなら、お分かりだと思いますが、権利には必ず義務が生ずるのです。客観的にあれがイヤ、これがイヤ、キャンプには行きたくないと自分の主張ばかり言っていては、人間関係がうまくいくはずがないですし、ご自身も胃が痛くなるばかりです。
 谷口雅春先生は「女優になった気持ちで実践する」ことを、勧めてくださっています。まずは「買い物にいきましょう」と言われたら「はい!」。「一緒にご飯を食べましょう」と言われたら「はい!」。「今年も皆でキャンプ行きましょう」と言われたら、元気に「はい!」と言ってみましょう。最初のうちは義務感でも、元気に返事をしているうちに、本当にその気になってくるものです。ある居酒屋では、客の注文を受けると「はい! 喜んで」と返すそうです。
 言葉には、ものを実現させる力があります。試しに「はい!」「うれしい!」「楽しい!」「ありがとう!」と言ってみましょう。いつの間にか本当に「うれしい・楽しい・ありがとう」の気持ちが溢れてきますよ。まずは実行です。
 
 息子が反抗します、将来が不安・・4歳男児、母子家庭です。父親がいないので、できることは何でもしてあげたい。オモチャは何でも買い、好きなようにさせていますが、幼稚園では楽しんでいるのに、母親にだけ反抗します。この先が不安です。
 大切に大切に育てた一人息子が反抗。どうして? 何で? というお気持ちでしょうが、何も心配はいりません。
 幼稚園には喜んで通っているということなので一安心ですね。ではどこに原因があるのでしょうか? 人間は成長していく過程で、色々な姿をみせます。幼い頃の自分の姿は記憶にありませんが、思春期の頃のことは大概の方は記憶にあると思います。世間では第二反抗期という時期です。
 では第一反抗期はいつなのでしょう。2〜3歳頃をいいますが、「生命の教育」では「自我の芽生え」の時期(思春期は自己拡張期)と教えていただいています。ご質問には「父親がいないので、できることは何でもしてあげたい。オモチャは何でも買い、好きなようにさせた」とあります。そのお気持ちはお察ししますが、息子さんにしてみれば、三つ子の魂百までという言い伝えもあるように、今まで何でも言う事を聞いてくれたお母さんが、いったいどうしたんだろう? という気持ちが反抗の姿で表れているのだと思います。
 だからそのままで良いというのではなく、これからしっかり躾(しつけ)をされることです。まずは今までの意識の大転換です。根底にある「父親がいなくて可愛そう」という気持ちは止めて「お父さんは、いつもあなたのことを見守っていてくださる」「お父さんのように立派な人になろうね」と父親の良い思い出を、その時その時に合わせていっぱい語り、愛されていた実感を持たせてあげましょう。きっと目を輝かせて聴くことでしょう。そしていつもなら反抗するようなことも、素直に出来た時はしっかり抱きしめて「お母さん嬉しいわ」と褒めましょう。
 同時に幼稚園でできること、例えば順番を守る、玩具を貸す・片付ける、ハイと返事をする、挨拶をするなどは当たり前のことですから家でも習慣的にするよう母親が手本となって実行しましょう。すぐに出来ない時はなぜそうするのかなど道理を説いてあげましょう。そしてできるようになったら「お父さん喜んでいるわよ」などの言葉を添えるのも良いでしょう。
 そんなにうまくいくと思いますか? できます! なぜでしょう。「生命の教育」では〈児童に宿る神性は必ず善を理解すると信じて道理を説いてきかすのが一番良い〉と教えていただいています。また人間はみな模倣性の心理を宿しているので、特に大好きな母親の真似をして成長していきます。
 
 一人っ子の小5男子です。担任の先生からは、集中して勉強し、クラスの中でも積極的でしっかりしていると言われるのですが、家では無口で無表情です。よく話しかけるようにしているのですが、返事しか返ってきません。息子は何を考えているのか、又どう接していいのかわかりません。
 息子さんはしっかりしていますね。それに心が安定していると思います。これまでしっかりと育ててこられたのですね。
 私達女性は、概して話し相手がいればいつまでもしゃべっていられるという特性(?)がありますが、男性はそうとはいえないようです。
 私には長女・長男・次男と3人の子がおりますが、次男が息子さんと同じようなタイプです。3人目ということもあり、この子は無口なんだなぐらいにしか思っていませんでしたし、そして何よりも「生命の教育」を知って、子供をどう観るか(顕われている姿をどう想うか)を学んでいたおかげで心配はありませんでした。
 唯、実践していたことは表情豊かに、明るく、他愛のない会話を心がけました。そして両親に感謝・夫に感謝(たまの不平は心の中だけ)です。また子供の立場で考えますと、自分を産み・育ててくれた大好きな両親が、仲良くしていることが最高の幸せなのです。 小学5年生といえばそろそろ思春期。世の中では第二反抗期などと言われていますが、「生命の教育」では自己拡張期であると教えていただいています。4月号21頁に「豊かで複雑な個性を形成していく大切な成長期」という言葉が書かれていました。表面だけ見ると反抗しているような態度に捉えられがちですが、自分自身を見詰め一歩一歩確かめながら、階段を昇っているのです。
 不安に思っているその時に、いつも身近にいる母親から、「あなたは、ありのままのあなたでいいのよ」というメッセージを受け取った息子さんは、自信を持って生長することができるでしょう。
 人の性格は千差万別です。だからこそ、皆この宇宙を形成する上で無くてはならない存在なのです。先生から信頼され、落ち着いて思慮深い息子さんを育てたご自分を讃嘆してください。もちろんご主人も息子さんもです。 最後に、思春期以降のお子さんを育てる上で大切なことは、人生の先輩として、生き方を身を持って示すことです。それは、人間は皆神の子であるという尊敬の心を養う。中心者(家では夫)に帰一する。先祖・両親に感謝する。そしてあなたはあなたらしく、そのままで。
 
 保育園に通っている2歳女児です。言葉が増え行動も活発になって、園でも楽しんでいるようなのですが、私のことを「おまえ」と呼ぶなど言葉づかいが悪く心配です。
 女の子の口から、「やめろ」「いやだ」「バーカ」などと言われたらショックですね。その上お母様のことを「おまえ」とは…。やさしく、女の子らしく育って欲しいのに、それはご心配ですね。
 でも大丈夫! 私の家にも2歳児がいますが、その吸収力といったら毎日成長が見える程です。まず、子供の変化は成長の証あかしと観るように心がけましょう。でも現象の子供の姿は悪くなってきているのですから、これをどのように考えたらよいのでしょう? 一緒に答えをさがしましょう。
 2歳児といえば、発達段階的には人間としての基礎が充実していく時期ですから、動きも活発になるし、言葉もどんどん覚えていきます。かといって、まだまだ母親との愛着が必要な年齢です。愛着とは簡単にいえば愛されている実感です。人間には基本的な願いがいくつかありますが、この時期でしたら特に認められたい・ほめられたい・愛されたい願いを満足させてあげましょう。
 一日を振り返ってみましょう。朝起きる(起す)時、朝食、歯みがき、着替え、登園など急せかすこともあるでしょうが、基本的に嬉しそうに行動していますか? 笑顔で園に送り出していますか? 園に迎えに行った時、笑顔と優しい言葉で抱きしめるように迎えていますか? その母親の1つ1つの行動が、子供の心を育てているのです。
 それは「やさしくしなさい」「女の子らしくしなさい」という言葉よりも、もっともっと大事なことなのです。だからと言って乱暴な言葉をそのまま放置することは本意ではありませんね。乱暴な言葉を使った時は優しい言葉に言い換えて、どのように言えばよいか教えましょう。それから人を馬鹿にするような言い方をした時は(バーカ、おまえ等)すぐ止めさせ、なぜいけないのか道理を説きましょう。園ではお友達からの影響があるのは当然ですが、家で親が使っていなければ、いつまでも使いはしません。
 また行動面も気がかりのようですが、運動能力の優れているところを褒ほめ、その上で注意すべき事を気長に教えましょう。
 このような親の姿勢を保ちながら、愛情に満たされている実感を与えつつ、子供が心身共に成長していく姿を、ご主人と共有して育ててください。
 
 未就園児です。家の周りに同じ位の年令の子供がいないので、保育園に預けようかどうか迷っています。
 いつまでも親とだけ一緒にいると、友達ができなくなってしまうのではないかと迷うお気持ちはよくわかります。
 この頃は子育て支援策として、保育園では未就園児と母親を対象に決まった曜日に園を解放して遊ばせてくれたり、幼稚園でも同じような対策をしている所があります。預けようかと思っていらっしゃる保育園に訊ねてみるとよいと思います。
 そうかといって1〜2歳の子が、子供が集まっている所ですぐに子供同士で遊べるかといったら、発達段階的にはまだまだ一人遊びか親と一緒に遊ぶことを選びます。子供同士遊んでいる姿は、微ほほ笑えましいし逞たくましく感じますが、発達段階を飛び越してはノーマルに成長できません。 歩き出した子供は、母の周囲もしくは母が見える所で興味に従って遊びます。少し大きくなると、行動範囲も広がりますが、少し遊ぶとすぐに母親の所に戻ってきて母親を確認すると、また離れて遊びます。その頃になると同じくらいの年令のお友達が意識に入ってきます。
 友達作りはそれからで充分です。母親同士がおしゃべりをする内に子供同士も遊べるようになってきます。このような過程を保育園などをステージとして行動してみてはいかがですか? 保育園ばかりでなく、自治体の広報誌なども参考にして、事情が許す範囲で色々と参加してみるのもよいと思います。ご主人がお休みの時なども一緒に参加してもらえると、長じて両親からの違った影響を受けたお子さんは、その無限力を充分に発揮できるようになっていくことでしょう。
 一つ付け加えますと、「友達ができるかしら?」などという心配は一切いりません。夫婦が仲良くし、ご近所とも仲良くしている姿を見せることで、人はそうやって生きていくものだと模倣し、幸せな人生を歩むことでしょう。
 
 1年生と3歳の兄弟がいます。兄が学校に行っている間、弟を連れて遊びに行くのですが、そのことを聞いて兄がうらやましがり、少し元気がないようです。どのようにフォローすればよいでしょうか。
 弟はおかあさんと遊びに行くことが嬉うれしくてしようがないのですね。かといって公園や、育児支援センターで遊んできたことを、おしゃべりするのをとめる事はできません。大きくなれば忘れてしまうようなことでも、兄にしてみれば心穏やかではいられないことなのでしょう。 その気持ちを理解していらっしゃるあなたは、優しいお母さまですね。色々な方法があると思います。また学年が上がるにつれて、お友達との遊びの方が楽しくなりますので、いつまでも悩みが続くというものでもありません。対策をいくつか考えてみましょう。
① 兄が幼稚園以前の時も、公園やセンターで遊んだこと等を話す。
② 小さい頃の写真を一緒に見て、楽しかった思い出をおしゃべりする。
③ 朝「行ってらっしゃーい」に「今日も楽しい事いっぱいあるわよ」を付け加えて送りだす。
④ 学校から帰って来たら、「お帰りなさい。」の言葉と共にギュッと抱きしめる。
⑤ 兄が学校や友達の話をする時には、目をしっかり見て相あい槌づちをうちながら聴く。
⑥ 兄弟仲良く遊んでいる時こそ「おかあさん嬉しいわ」などと喜びを表現する。
⑦ 時には兄と2人で出かける。
 まだまだ他にもあると思います。お母さまの心の引き出しの中にある、明るい・前向きな・子供自身が喜ぶ言葉を探し出して伝えましょう。 なぜかといえば、言霊(ことだま)という言葉があるように、言葉には魂が宿っているので嬉しいこと、楽しい事を言っていると、言っている本人だけでなく周まわりまで嬉しく、楽しくなって来るのです。そして元気が出てきますよ。
 誰しも長男・長女には厳しくなりがちですが、子供の成長を見守りつつ、小学校3年生くらいまでは褒める言葉を浴びせてあげましょう。私自身も3人の子供を育てましたが、長女のおかげで母親らしくならせていただいたと、40年経った今でも感謝しています。
 
 小学6年生の男子です。ADHD(注意欠陥多動性症候群)と診断されました。中学校では特別学級に入るように言われ悩んでいます。担任の先生からは結論を催促されています。
 医学の進歩は、人類に色々な可能性を与えてくれた一方、それまでは一顧だにされなかった現象を、病名を付けることで、良くも悪くも私達は意識するようになりました。
 私達の世代が子育てしている時も、クラスに1人や2人落ち着きのない子はいました。だからといって特別問題視することもなく、立派な社会人として成長した方はいくらでもおられます。団地に住んでいた頃のこと、いつも元気で活発な(見ようによっては落ち着きのない)アッちゃんは、家から出た瞬間から脱兎の如く走り出します。買い物に行くと動き回るアッちゃんを追いかける母親。商店でその名は知れ渡ってたようです。成人したアッちゃんは立派な青年になって、その頃の事は何も覚えていないということでした。
 何故こんな昔話をしたかというと、アッちゃんの母親は元気なアッちゃんをそのまま受け止め、その個性を生かし体操教室に通わせていたのです。何と診断されようと、子供の特性に合った活動をさせることで、個性が花開く瞬間を親子で共有していただきたいものです。
 さて事は進級先のことです。息子さんは特別学級に入りたいのでしょうか? ご両親の意見はどうでしょう。ご家族で良く話し合うことをお勧めしますが、「生命の教育」では人間は例外なく皆神の子で、無限の可能性が宿っていると教えていただいています。 その無限の可能性とは、如い何か程ほどのものでしょう。人間の生命は、受精卵から人間の精巧な身体を作り上げる可能性を宿しています。日々の営みをみても奇跡だらけではありませんか。何を食べても人間を造ります。また胃袋に入った食べ物は胃液で溶かされますが、その胃袋は通常溶けません。科学の世界の常識以上の可能性を宿しているのが人間の生命です。
 その生命を宿した息子さんは、今は未だ現象的に顕著に現れていなくとも可能性は秘めているのですから、その無限力を信じて顕われ易い家庭環境を準備しましょう。
 第一に家庭の中心は夫です。夫にハイ・ニコ・ポンを実践し、感謝の言葉を惜しみなく伝えましょう。そして息子さんには和願・愛語・讃嘆です。どんな些細な事にでも感動を表現しましょう。
 母の役目は偉大です。今回の事を通して家族の実相(本当の姿)を発現させる大チャンスと心得、崇高な愛の表現者となりましょう。問題意識を持ったそのこと自体が、解決の道への第一歩です。
 
 5歳の長男が食事中に立ち歩いたり、ダラダラと1時間もかかって食べます。どのように対応するか、主人と意見が食い違い悩んでいます。
 5歳の息子さんが、食事中に立ち歩いたり、ダラダラと1時間位かかって食べることで悩んでいらっしゃるのですね。
 確かに5歳にもなった子が食事中に歩き回ったり、1時間もかかって食事をする、またそれが毎食のこととなると内心穏やかではいられませんね。食事のたびに必ずそのような状態が繰り広げられるのでしょうか? また、それ以前の状況はどのようでしたか?
 以前は立ち歩いたり、ダラダラすることはなかったというのであれば、息子さんの置かれた環境に何か大きな変化はありませんか? 5歳ともなれば幼稚園か保育園に通われていると思うのですが・・・。園での様子はどうでしょうか? 先生のお考えや方針など、相談のようにして尋ねてみることも良いかと思います。
 ただお悩みは、それだけではなく、ご主人との意見の食い違いについてでしょうから、その点についても考えてみましょう。男性と女性、また育ってきた環境の違いもあると思いますが、ご主人は息子さんがさっさと食べない事よりも、奥さんが息子さんを怒鳴っているその事自体がつらく、嫌な顔をするのではないでしょうか。ダラダラと歩き回るのも、おそらく毎食ではないと思いますし、また30分位で食事を済ますこともあるでしょう。
 そこで、少しハードルを下げてみましょうか。食事の挨拶は親が「いただきます」「ごちそうさま」を積極的にしましょう。子供が食べ易い工夫をしましょう。座って食べている時にすかさず「おいしいね」と笑顔で語りかけましょう。女性は天照大神(あまてらすおおみかみ)様さま、太陽の神様です。いつでも明るく家庭を照らしましょう。歩き回ったら「座って食べようね」と優しく語りかけましょう。親が見本を示しながら気長にし続けましょう。出来る事から実践してください。
 またご主人との考え方の違いは、どこの家庭でも多かれ少なかれあることです。考え方が違うからよいのです。違うからこそ何故かと相手の考えを受け止め、そして尊重し合い生長していくのです。
 
小学3年生の息子ですが、漢字が苦手です。どうしたら好きになるでしょうか?
 小学3年生にもなれば漢字も増えてきますし、国語は何を学ぶにも基本ですから、何とか苦手意識を取り払ってあげたいですね。
 私達大人でも、苦手なものの一つや二つはどなたでもあると思いますが、まだ発達段階途中の子供の場合は、いくらでも伸びるチャンスはあります。しかもそのチャンスは、母親の言動によって創り出すことができます。
 数多くの大作を執筆された、作家の遠藤周作氏をご存知でしょうか。中学生の頃の逸いつ話わを読んだことがありますが、数学が苦手でテストはいつも白紙で提出していました。それを見たお兄さんから「間違ってもいいから、必ず何か書きなさい」と諭さとされました。ある時、いつものように白紙で提出しようとしましたが、フトお兄さんから言われたことを思い出しました。そのテストの設問は「三角形の内角の和が180度であることを説明せよ」というものでした。遠藤少年は「そうである、全くそうである。僕もそう思う」と書きました。もちろん×です。ところがその答案を見た母親が素晴らしい。「あんたには妙な才能があるねぇ」としみじみ言ったそうです。
 数学と漢字の違いはありますが、子供の潜在意識の中にどんな想いがあるかが鍵となります。お兄さんから言われ続けた言葉がフト浮かんできて答案を書いた。その答案を見た母親が「妙な才能があるねぇ」と感心した、という逸話でした。
 これを参考に実践してみましょう。まず母親の心の中から「家うちの息子は漢字が苦手」という意識を取り払い、「○○君は、漢字が大好き!」と思い続けます。書けた漢字を褒ほめる、そして間違いは訂正する、という行為を唯ただ、し続けるのです。母親の潜在意識中の想いが子供に影響します。
 母親の心の中に少しでも「また間違えてる。やっぱりこの子は苦手なのだわ」という気持ちがあると、「〜才能があるねぇ」とはなりませんね。また、国語でしたら漢字以外に音読や文章題、算数あるいは体育など他に得意な教科があるはずです。子供自身が得意とする教科は、惜しみなく褒めましょう。どのような才能が潜んでいるのかは未知数です。「どんな花を開かせるのだろう」と楽しみにしながら息子さん自身の自己肯定感を育てていきましょう。
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